
先の記事は、数年前に一つの意見としてこういうものもありましたよと、紹介しただけですので、その真実性がどれほどかは素人の私には分かりません。
そこで、以下、デジタルの世界についての話も合わせて紹介しておきます。
一般に棋力の基準というのはまちまちだと思いますが、「短い持ち時間での将棋」という意味で限定して考えると、ネット将棋でのレーティングが一つの客観的な指標になっていると思います。
とりわけ24は匿名という特徴から大勢のプロ棋士が実際に参加しているようなので、そのレベルも最高峰でしょう。
以前は、小学生で24のRが2000を超えるあたりがトップグループと考えていましたが、どうも修正が必要かもしれません。現在2300を超えている、あるいは超えたことのある今の5、6年生を、息子も含めて、少なくとも4人は知っています。知っている範囲だけでこれだけいるのですから、実際にはもう少し人数がいると思われます。
中学生で言うと、先日、近将杯で対局した子が2500と言っていたそうですし、中学強豪の子の何人かが、ほぼ2500に近いRを出していますので、やはりそのあたりが、トップクラスということだと思います。
高校生では、高校竜王の最高Rはあまりにも高いので例外と考えますが、「R2600程度の棋力の子は何人もいるかもしれない(主旨)」ということを、片上五段がご自身のブログの中で書いていらっしゃいました。
・・・ということで以下はあくまでも推測の域を出ませんが、奨励会員を除いて考えてみた場合、
小学生では、R2300程度、中学生では、R2500程度、高校生では、R2600程度を上回るところがトップグループということでよいのではないかと考えます。
ちょっと高すぎると思われるかもしれませんが、以外と現実的な数字だと思っています。
確かなところは分かりませんが、デジタルの世界が当たり前という恵まれた今日の環境が、低年齢層のレベルアップにも大きく寄与していることと思います。そして、これらの若い子たちが、これからどんどんと育っていくことでしょう。そのとき、どんな変化が訪れるのか?とても楽しみでもあります。