２月に千代田区公会堂で行われた、羽生善治四冠（当時）と作家の渡辺淳一氏の対談の様子について、あるブログにＵＰされていた内容を拝見させて頂きながら、思うところを少し書きます。勉強法についての質問に対し、羽生四冠（当時）の答えは、「３つの方法が主体。＜１＞棋譜並べ＜２＞詰め将棋（短いのがいい）＜３＞その時その時で気になったテーマと思いついたアイデアを試す。でしょうか」と話されていたようです。これは、まさに将棋の勉強法についての王道ですね。
で、子供の集中力を高めるにはどうしたらいいか？についての対談のやりとりで、渡辺氏が「ほっとけばいいんですよ。いずれ集中する大切さを知るんです。大人は子供の才能をつぶしたらダメ。子供は才能の塊なので才能をいかに引き出してあげるか」と話されていたようです。
これは、私も全く同意見です。基本的には子供の自主性に任せる。その上で、いかに引き出すかということを考えるとき、そのブログの方も書かれていましたが、子供を飽きさせないこと、面白がらせることが重要だと思います。
たとえば、詰将棋が好きな子もいれば、苦手な子もいます。
棋譜並べが好きな子もいれば、苦手な子もいます。
棋書を読むのが好きな子もいれば、苦手な子もいます。
好きな子はいい。でも苦手な子に強要しても逆効果な場合があるのでは、と思うのです。苦手なことは長続きしないものですから。
そこで、どう工夫すれば、飽きずに楽しくできるのかを、いろいろとアイデアを出してみて、気に入ればやるでしょうし、気に入らなければやらないでしょうし、あとは本人に任せるといったスタンスで、接してきました。
たとえば、我が家で１年くらい前にハマっていたのが、タイムトライアル制の詰将棋。ただ漫然とやると飽きてしまうだろうから、タイムトライアル制にして対局時計を使ってゲーム的な感覚でやってみれば、と話したところ、１ヶ月ぐらいの間は、見事にのめり込んでやっていました。今はもうやっていませんが･･･。
ある程度の棋力になれば、自分でいろいろと考えるものなのでしょうけれど、こうした「飽きさせないで面白くやれる」良い方法があれば、是非、いろいろと聞いてみたいものです。
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私も本人の適性を伸ばしてやると言う方針で接するよう努めています。本音を言うと太郎には野球をやって欲しかったんです。４〜５年前、私は草野球のチームを２つ掛持ちしていて、よく連れて行ったりしていたのですが、キャッチボールにすら本人は興味を示しませんでした。
一方、将棋は本人にぴったりマッチしたようです。特にある時期、詰め将棋を作るのにハマっていて、将棋用の図面用紙に２冊分詰め将棋作品集(^^;)があります。盤面と駒のゴム印セットも本人の希望で誕生日のプレゼントに買ってもらっていました。
逆に苦手なのがネット将棋で、相手の顔が見えないと怖いと言います。ネットでの対局の多くは私が指すように促したもので、自分からはめったに指そうとしません。経験をつむのに最適だと思うので、いい方法はないかと思案しているところです。
家計の関係でずいぶん遅れての購入となりましたが昨年末にDVDレコーダーを買いました。将棋番組を見逃しても良いように「おまかせマル録」とやらで毎週勝手に録画してくれます。
ある日、1.5倍速再生で息子に見せてあげたところ、終始集中して視聴してました。それ以降、日曜日は午前中から家族で遊びに出かけることが増え、平日の夜、倍速再生で視聴するようになりました。
参考にならないでしょうがうちの子のケースとして書き込みました。
いつも、書き込みありがとうございます。
２冊分の詰め将棋作品集ですか･･･。それはすごいですねぇ。熱中して、目を輝かせながら作っている姿が目に浮かぶようです。（＾ ＾）
ネット将棋は直感力を鍛える、といった意味では有用かもしれませんが、持ち時間が短い分、将棋が雑になってしまう一面もあるようです。そういったことも含めて割り切って指す必要があるのかもしれませんねぇ。
書き込み頂き、ありがとうございます。
ＮＨＫの将棋番組は良いですねぇ。（＾ ＾）
我が家もＤＶＤレコーダーで必ず録画しています。そして平日に1.3倍速再生で見ていますので、ほぼ同じです。
でも勉強というよりかは、ただ楽しみで見ているといった感じです。まぁそういうのが逆に、肩肘張らずに良いのかもしれませんけど･･･。
その時間は道場に行っていることもあり、ウチもNHKは専ら録画組です。
将棋盤をズルズルとテレビの前に持ってきて、一緒に駒を並べながら見ています。長考のときは早送りにしてとばします。本人割と楽しそうです。屋敷先生の将棋講座は大好きだったので終わってしまって残念だそうです。その前の加藤先生の講座はさっぱり分からなかったということです（笑）。DVDレコーダーはとても便利そうですね。
詰め将棋は大好きな象のエルマーというキャラクターの象の形のキッチンタイマーを買ってやって、それで時間を合わせてやっています。時間内にできるとやはり嬉しそうです。でも詰め将棋が一番嫌いみたいです。太郎父様、駒のゴム印、とても喜びそうです。どちらで売っているのでしょうか？よろしければ教えて下さい。詰め将棋はたまに作っているのですがノート２冊はすごいですよね。
勉強は、以前は父親が棋書を解説してやったりしていましたが、時間がかかるのと父親の実力が無いのとでやめになってしまいました（苦笑）。現在は自分で読んでいます、というか眺めている？でも一応頭には入っているようです。
ウチはネット将棋もですが、激指などのソフトとの対戦も苦手なようです。ソフトは終盤強いからなかなか勝てないみたいです。
いつも書き込み頂き、ありがとうございます。
詰将棋が一番嫌いっていうのは、うちも同じですねぇ。（＾ ＾）
渡辺竜王が詰将棋をあまりやらなかったという話は、ちょっと意外な話ですけど、やはり将棋の基礎体力としての詰将棋は大事だと思います。
この記事で書いた、タイムトライアル制の詰将棋のやり方ですけど、後日、具体的に書いてみますので、もしよかったら参考にしてみて下さい。
それではまた。
タイムトライアル制の詰め将棋、面白そうですね。
ネット将棋に関しては、５級くらいの頃"ドラ"先生から「子供のうちは早指しで感覚を磨くのが良い。」とアドバイスをしていただいたのですが、早指しもネットも苦手のようでアドバイスを守れていません。
飽きさせない？。。の観点で過去に我が家で行ったことがある方法です。
（不謹慎なものもあります。）
・ＮＨＫトーナメントを録画しておき、対局途中で一旦止める。その後ＴＶを見ないようにして局面を思い出しながら実際に並べ、比較する。
・脳内将棋をする。（親は音声読み上げ付きのソフト指しで。）
・つるののＴＳＲをヤジりながら見る。
・時々、ソフトの一番弱いモードをボコボコにする。
・無制限に「待った」を使ってソフトの一番強いモードとやる。
しずか様こんばんは。（ブログ拝見してます。）
駒のゴム印は日本将棋連盟のオンラインショップ(楽天)で買いました。先ほどチェックしたら、3,675円でした。それから、実は内緒ですが、創作という事になっている詰め将棋集の中には「盗作」もあるらしいです。（＾＾；）
どうもです。書き込みありがとうございます。
なかなかこの話題は、話が尽きませんねぇ。面白いです。（＾ ＾）
脳内将棋で、親は音声読み上げ付きのソフト指しっていうのはナイスなアイデアですね！
実際に我が家では、脳内将棋をやったりすることがあるのですが、すぐに私の方がギブアップしてしまって、終盤戦までたどり着きません。（T T）
でも、「親は音声読み上げ付きのソフト指し」であれば、なるほど磐石です！
初段と三段のハンデはこれを使って指そうかな。今度、試してみますね。
タイムトライアル制の詰将棋については、さきほど記事をアップしましたので、是非、ご覧になって下さい。それではまた。
情報有難うございます。早速購入します！私も太郎父さまのHP拝見させて頂いております。名人戦の代表、またキリビバの８強入り、おめでとうございました。
＞・つるののＴＳＲをヤジりながら見る。
（笑）。つるのさん、ウチでもヤジられてます。
しずか様、声援ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。