2006年04月10日

名文

fu.gif名文です。
森信雄先生のブログの4ヶ月も前の文章ですが、感動したので、引用してご紹介します。

「少数精鋭主義というのが、私には抵抗感がある。自分が劣等生だったからでもないが、その人間の才能のあるなしなど、見切れる人間がこの世にいるはずがないと思っている。どれだけのエネルギーを将棋に注いでいるか、その結果は神のみぞ知るである。
 ただ努力と言う言葉もあてにならない。自己満足で終わる脆さもあるからだ。
 弟子を持つことは仕事のひとつと思っているが、仕事は常に危うさと無駄な労力の蓄積の面も多分にある。
 私は弟子が強くなったからということだけで、うれしいと思ったことはない。苦労して実を結んだなあと思えたとき、心底よかったなあと思うのだ。
 将棋の勝ち負けの結果だけでの人生なんてつまらない。でもプロを目指すのもプロになっても、将棋に真摯に向き合わないのは、もっとつまらない。そして自分が選ばれた人間などと勘違いせずに、普通の目線を持った人間でいてほしい。」
posted by ひろパパ at 18:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 子供を持つ親のための話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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