
有段者を目指す段階になると「構想力」が問われてきます。
攻め一本調子ではなく、攻めと受けのバランスをどう取るかとの感覚が大事になってくるようです。
その意味で、この時期は、攻めと受けの両面を考えなければならない本をよく読んでいました。
(1)谷川流寄せの法則(基礎編)

(2)谷川流寄せの法則(応用編)

大駒をズバッと切る豪快で鮮やかな寄せの手順。さすが谷川流とうならせる内容です。
基礎編と応用編の2冊を読めば、終盤の受けと攻めの感覚が磨かれることは間違いありません。
(3)終盤の定跡 基本編―寄せとしのぎ自由自在

(4)終盤の定跡 応用編―最終局面を支配する

終盤にも定跡があるとのコンセプトで、さまざまな局面の次の一手を解説。
基本編と応用編の他に実践編も出版されていますが、実践編の方は有段者向けですね。
(5)天才、羽生の42手―あなたの天分を試す次の一手

なぜそんな手が思いつくのだろうと思わす考え込んでしまうような絶妙手の数々。
読んでいるだけでわくわくできる本だと思います。
既存の感覚にとらわれない斬新な「構想力」を感じ取って下さい。
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