

の記事を読みました。
本当にすばらしく、面白い記事ですねぇ。
いつも梅田氏の書かれる内容の密度の濃さには驚かされます。
情報の価値という意味で考えた場合、プロ棋士の知的財産ともいうべき「自分の研究」も、棋譜という形でいずれ公表しなくてはならない。
そしてそれはすぐに情報共有されてしまうので、昔は「新手一生」でしたが、今は「新手一勝」と言われているとおりです。
このような新しい世界を、羽生二冠の言葉を借りれば、
「知的財産権をなくした世界はどうなるのか?というモデルケース」としてとらえることができるとのこと。
こうした「創造性以外のものは簡単に手に入る時代」の中で、どう生きのびていくのか?
この問題提起に対し、
「情報の共有は避けられない、そういう新しい世界では、一見モノマネをして安直に生きるほうが正しいかのようにも見えるのだが、無駄なようでも創造性を生もうとする営みを続ける以外、長期的には生き残るすべはない」とのことです。
結局のところ、プロ棋士の知的財産の究極は、「その人が持つ創造性」ということになるのでしょうか。(^ ^)