2008年02月16日

備忘4

fu.gifWeb上で目に留まった文章を書き留めていたものです。
※万が一不都合などありましたら削除いたしますのでご連絡下さい。また敬称を略していますこと、ご容赦下さい。

○絶えざるスキルアップを達成するために最も重要となるのは、自分の強みを把握することです。自分が何を得意とするのかを知り、磨きをかけていく―これこそ個人のイノベーションの要諦であり、成果を上げ続けていくための唯一の方法です。

○人から教わってばかりの人は、未知の物事に出会ったとき、覚えているパターンで対処しようとしてもパニックになるばかりでしょう。未知の物事に出会ったとき真に役立つのは、自分の中にある自分独自で捕まえた思考方法です、それゆえ何かを学ぶということは、自分だけのための方法を発見する、自分独特の思考方法を作り出すといえると思います。
「学問に王道なし」は安易な教え方をやめ、自分で自分なりの方法を、時間をかけて作り上げることが大切である。という戒めである、とも思います。

○ズルをする人間というのは、間違いなく弱い人間だ。その弱さをズルして勝つことでごましていても、絶対に強い人間にはなれない。
自分の中に正しいものが何もなくて、ただ弱さだけが残っていることを思い知ったとき、人は自分を恥じるだろう。
そういう恥を恥とも思わないようでは、もはやどこにも救いがない。「ズルをすれば勝てるけど、そんなズルはできない」というのが「恥を知る」ことなのだ。
ズルでは、他人に勝てても決して自分には勝てない。自分に負けてしまった人間には、本当の勝利などありえないのだ。

○修行とは他人によって与えられた評価を覆すためにある。

○人間はできるだけ早くから、良き師、良き友を持ち、良き書を読み、ひそかに自ら省み、自ら修めることである。人生は心がけと努力次第である。
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備忘3

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○ほとんどの勝負というものが、自分が勝つんではなしに相手が敗れる。相手が勝つんではなく自分が敗れるというものです。ということは手伝うということをやるわけです。
敗けるように自分が手伝ってしまう。こちらが勝てば、敗けるように向こうが手伝う。そういうところがあるものです。ひじょうにおもしろい。

○プロになりたてのころは、アマとの一番差がある部分は序中盤だと思っていたのだが、これはとんでもない間違いだった。(中略)
将棋に接する時間が多いプロとアマチュアの差が大きく出るのはこの部分のように思われるが、実際は「勝つことにかける執念」がプロとアマは全然違う、桁違いなのだ。

○イチローが、以前、こんなコトをいったそうです。
「アマチュアとプロの差はそれほどない。それよりもプロとプロの差のほうが遥かに大きい」

○プロになるためには、もちろん持って生まれた先天的なセンスや能力が大事だと思いますが、それ以上に必要なものがあると私は思っています。それは例えば、非常に難しくてどう指せばいいのかわからないような場面に直面したとき、何時間も考え続けることができる力。そして、その努力を何年もの間、続けていくことができる力です。
 一言でいえば、継続できる力ということでしょうか。プロになる上では、先天的な頭脳の冴えというようなことよりも、その「継続力」が大事な要素になってくると思います。

○最近になってからよく考えることなのですが、十年前と今の自分とを較べてみて果たして強くなっているか、と思うことがあります。伸びているところもあるしそうでないところもありますが、総合的に強くなっているのではないかと思いたいものです。また、何がそれとは分からないのですが、将棋とは関係ないようなものにも将棋が強くなっていく上で大切なものがある、とも思うようになりました。
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2008年02月15日

備忘2

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○昔、山田道美という棋士がいました。打倒大山で、何としても大山の四間飛車を倒そうといろいろ頑張って勉強した。そうしたら、大山、升田の二人は序盤だけの勉強では倒せないと気づいた。二人の将棋は序盤から終盤まで一本の太い線でつながっているんだと。

○将棋で最善手を見つけることは、本当に大切なことです。しかし最善手を見つけることも大切ですが、それよりももっと大切なのが悪手を指さないことです。だから、悪手でない道なら、端でも真ん中でも、どこを歩いてもよいのです。

○私自身、将棋を指すようになってから学んだプロセスがあります。それは初めに最終的な結末を決めてしまい、それにたどり着くまでの道筋を考えるやり方です。
いま現在の局面をもとに、最後の場面を想定する。「最終的にはきっとこうなっているに違いない」というかたちをまず決めてしまい、それから「どのようにつなぎ合わせていけば、現在の局面と結論との間に橋を架けることができるだろうか」と考えるようにしています。

○さて、「直観」を研究している伊藤毅志氏(電気通信大学助教)によれば、将棋のプロ棋士を対象に、アイカメラを使った実験を行った結果から、次のようなことを述べています。
“プロ棋士は何も考えていないようにみえるが、いかに読まないか直観を磨いているのではないか”

○「ためる」とは、手待ちではなく、手作りの工作段階ということだと思う。それ自体はぼんやりしているが、徐々に構想が見えてくる。こういう手を素人の我々は指しにくい。
「ためる」手には勇気がいる。ためているうちに相手の指し手によって局面の文脈が変わってしまって、その間にためた数手が無駄になってしまう、手損になってしまう、という恐れがあるからだ。
しかしプロの「ため」は決して緩手になるどころか、確実に後に活きてくる。それはつまり構想力の問題なのだろう。構想力、デザイン、これは中盤だけでなく終盤でもそうだけど。まあ、素人はまず終盤の寄せの構想力を鍛えることがそもそも肝要なのだろう。
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備忘1

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○プロの間では「筋がいい」というのは褒め言葉ではなくけなし言葉であるらしい。
筋がいいだけでは勝てないから。羽生の選ばれる筋は、素人眼からいうと、ちょっと奇妙なものが多い。
決して洋々たるものではない。また中盤の要所に羽生流?ともいえるような、「一見筋悪・一見悪手」というものが出てくるところがある。しかしそれこそが「名人に定跡なし」の最善手のわけだが。

○創造性以外のものは簡単に手に入る時代だとも言えるでしょう。だから、何かを創り出すのは無駄な作業に見えるけど、一番大事なことなんじゃないかと。それ以外のことでは差をつけようがないので、最後は創造力の勝負になるんじゃないかと考えています。

○羽生は”単純な手順”と”直接的な手順”を嫌う。将棋では「いいときに単純に(直線的に)指し、悪いときは戦線を拡大して複雑に(曲線的に)指す」ことがいいとされているが、羽生はいいときも悪いときも複雑な(曲線的な)手順を選ぶ。

○羽生にしても谷川にしても、エンジンの性能が違って楽に勝っているわけではなくて、相手よりも苦労することができるから勝つことができる。負ける側は勝った側に比べて、自分に対してかける負荷が少なかったから(あるいは、その負荷に耐えることができないから)負ける。

○現代将棋の根本原理は、「あとで指せる手はあとまわしにしましょう」という考え方にある。

○「読む」ことは「結論を見つける」ことではなくて、「結論が出ないように最も引き伸ばす(拡散させる)手を探す」ことなのだ。つまり「これでいい」と思ってしまったら、それは人間としてごく自然の、「早く結論を見つけたい」という願望に屈したということだ。「結論を見つけた」という事実を意味するわけでは全然なくて、「結論の見えなさ」に屈した、ということだ。
posted by ひろパパ at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 資料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月21日

資料03

fu.gifさらに続きです。WEB上で公開されているブログの中から羽生先生に関する記事で、面白かったものを拾ってきました。
当ブログの記事も入っています。・・・(^ ^;
有名な高速道路論ももちろん入っていますよ。
一応、資料ものは、これで一休みとします。

・Blog記事_仕事の流儀TVまとめ_20061123→雷
・Blog記事_羽生・茂木対談20061014→雷
・Blog記事_羽生氏の強さの素_20060911→雷
・Blog記事_ネット社会に生きる奥義_200606→雷
・Blog記事_梅田望夫_高速道路論@羽生_20041206→雷
・Blog記事_羽生という逆境_20031104→雷
・Blog記事_羽生の言葉_折々→雷

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posted by ひろパパ at 22:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 資料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

資料02

fu.gif昨日の続きです。WEB上で公開されている新聞・雑誌・学術機関などのサイトから羽生先生のインタビュー記事など、類するものを拾ってきました。(^ ^;
佐藤棋聖が語る羽生先生の強さなどの記事もあり、なかなか読み応えのある内容となっています。

・将棋と認知科学_20030610→雷
・将棋とイメージ思考_200212→雷
・羽生王座対談_20060829→雷
・羽生王座の強さの秘訣_20051013→雷
・ネット社会に生きる奥義_20060619-20060622→雷
・サバイバルは当たり前_20060108-20060129→雷

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2007年03月20日

資料01

fu.gifWEB上で公開されているブログの記事や掲示版の書き込みなどから、羽生先生の講演会の内容をまとめたものを勝手に拾って集めました。
・・・たんなる趣味です。(爆)
どれも素晴らしい内容だと思いますよ。参考資料として格納します。

・羽生講演まとめ_20070224→雷
・羽生講演まとめ_20060917→雷
・羽生講演まとめ_20060731→雷
・羽生講演まとめ_20060719→雷
・羽生講演まとめ_20060518→雷
・羽生講演まとめ_20051003→雷
・羽生講演まとめ_2003?→雷
・羽生講演まとめ_日付不明→雷

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posted by ひろパパ at 23:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 資料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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