
そして、この調子だと、奨励会試験にも合格するだろうと、楽観していました。
奨励会を受験する直前にC1まで上がってきたことも、油断した要因の一つだったと思います。
研修会B〜C1クラス=奨励会6級レベルと考えていましたので、もし受かった後も、ある程度は何とかできるだろうと考えていたからです。
以前、退会した元奨励会員の手記を読んだとき、総合的に棋力がない状態で、試験当日の調子が良くて受かってしまうとその後が大変になる。多くの場合は勝てない状況が続き退会してしまう、との主旨の内容が書かれていました。
まわりの人が受験を反対する理由の一つは、万が一、受かってしまうことを心配するのだそうです。
将棋大会やネット将棋などでの持時間の短い将棋ではなく、長い持時間での将棋で、ある程度、戦うことができるかどうか?それを知る上で、研修会のクラスというのは、一つの指標になると思います。
・・・ということで、ここまでくれば普通は合格するだろう、との甘さがあったのは事実でした。